こんにちは、境 順子です。
梅雨入りしましたね。もはや湿度高めの大阪です。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
私はというと、このジメジメには「雨にぬれても」が脳内ヘビロテ。
もちろん、小野リサさんのあの軽やかなボサノヴァのリズムで乗り切っています。
雨の日もちょっと優しい気分になれたり(願望)。
それにしても。
春のスピード感に乗ったまま総会シーズンに突入し、それがひと段落したと思ったら、もう上半期が終わろうとしていて…。
書きながら「えぇぇ!」と声が出ました(笑)
時間って、ほんとうに無常であっという間ですね。
でもその中には、気づけばたくさんの“初体験”が詰まっていました。
今回は、そんな非日常(ハレ)と日常(ケ)のあいだにふと立ち現れる「特別感」について、少し綴ってみたいと思います。
よろしければ、今月もおつきあいください。
WEConnect International EXPO 終了!
5月後半、私が参画しているWEConnect InternationalのEXPOウーマンズパビリオンでのイベントが無事に終了しました。
お世話になった皆さま、そしてイベントで久しぶりにお会いできた方々との再会にも、心から感謝です。
万博に向けたこの1年間、いろいろな“共創の初体験”がありました。
とくに、女性経営者によるプロボノでの関わりや、リーダーシップの在り方の違い、そして国際的な文化の多様性を肌で感じることができたことは、かけがえのない学びになりました。
途中、アメリカ大統領によるDEI(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)方針の転換による影響もあり、イベント直前まで不確かな状況が続きましたが…
だからこそ、改めて「誰と、何のために、どう関わるか」という問いを、自分自身に何度も投げかける時間になりました。
大きなことはできなくても、私は私なりに。
“企業”としても、“個人”としても、大切にしたい価値を軸に、未来へ歩みを進めていこうと思わせてくれる、そんな特別な経験となりました。
カルティエ「WOMEN’S INITIATIVE AWARDS」にて
ウーマンズパビリオンがカルティエ主催というご縁から、
その流れで「WOMEN’S INITIATIVE AWARDS」にもオーディエンスとしてご招待いただきました。
このアワードは、社会に持続的な影響を与える女性起業家を称える式典。
世界中から選ばれた9名の受賞者のスピーチには、課題と向き合いながらも希望を語る力強さがあり、聴きながら胸が熱くなりました。
テーマは、「Forces for Good(変革をもたらすチカラ)」。
洗練された演出とスピーチの数々に、ただただエンパワーメントされました。
ドレスコードは「カクテル」。
国際色豊かな衣装やロングドレスが会場を彩り、著名人の姿もちらほら…。
非日常な空間に身を置くことそのものが、私にとっての“特別”でした。
こうして振り返ると、華やかな出来事ばかりのように見えますが、
実は、日常にもちゃんと「特別な瞬間」ってあるなぁと。
春先、農家をしている友人からいただいた水菜。
出張でしばらく家を空けて、帰ってきたら芽が出ていて(笑)
試しに花瓶にさしてみたら、可憐な黄色い花が咲きました。
毎朝それを見るたび、癒しをもらいました。
「心の栄養やで、目でめしあがれ〜♪」と子どもたちに言ったら、呆れ顔でしたが(笑)
偶然がくれた小さな幸せに気づけたこと、それ自体が私にとっての“特別体験”でした。
「特別感」がもたらすもの。
それは、いつもと違う刺激や、ほんの少しの高揚感。
そして、ふだん見落としていた“さりげない幸せ”に目を向ける視点なのかもしれません。
思い出すのは、竹内まりやさんの『毎日がスペシャル』。
社会人になったばかりの頃、朝のテレビから流れていたあの曲ですが。
当時はそんな風に思えなかったけど、今ならわかる。
年を重ねるのも、なかなか悪くありませんね。
その週末は、娘と一緒に枚方工場へ行ってきました。
目的は、ボンベキャップのお化粧直し。
ボンベ周りの見直しを進めていて、
デザインの一部を変更しようと思っています。
私は塗装が上手ではありませんが(笑)
まるでスターバックスの店員さんがカップに「Happy」と書くように
皆さんの日常に少しでも“スペシャル”を届けたいという気持ちで、
心を込めて塗ってきました。
娘にとっても、その時間は特別だったようで、
帰宅後に書いた作文にその日の出来事が綴られていて、じんわりと嬉しくなりました。
皆さんの手元に届くボンベにも、誰かの“気持ち”が少しでも乗っていたら…
そんなふうに連鎖していく日常があったら、素敵だなぁ。
私の毎日は、ピンクのヒールを履く日もあれば、安全靴で現場を歩く日もあります。そして、どちらでもない靴を履いて、あわただしく動き回る日も多い(笑)
「製造業の社長なんだから、もっと安全靴を履くべき」
「経営者なんだから足元までビジネスを意識して」
「お母さんなんだから、子どもを追いかけやすい靴を」
…これまでいろんな立場から、いろんな言葉をもらってきました。
でも最近は、ようやく思えるようになってきたんです。
どれも正解で、どれも私。
自分の足で立って、自分の歩幅で進む。
その感覚があれば、どんな瞬間もきっと特別なものになる。
そんな風に、色んな役割を持ちながら生きている皆さんと、
これからも“ちょっと軽やかに”“少しだけ深く”、
日常の中の「特別感」を共有していけたら、うれしいです。
これからしばらくは、雨の日も、空が曇る日も続きますが、
私たちの心の天気は、自分で晴らすこともできる。
日常にこそ、さりげない“特別”があふれている。
そんな感覚を胸に、今月も「今ここ」の一歩を、しなやかに歩んでいきたいと思います。
今月もお読みいただき、ありがとうございました。
また来月、お会いしましょう~
どうぞ皆様の今日も、特別に軽やかに過ごせますように✨
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