株式会社マスコール 代表取締役 境 順子の ワークライフマネージメントブログ

ガスで未来を創る
株式会社マスコール

ええかげんの達人☆

こんにちは、境順子です。

9月も、もう終わりますね。
生え盛る雑草を手入れしたら
鮮やかな彼岸花に気づきました。
ようやく秋に追いついた気分です(笑)

庭木もすっきり間引いたところで
何かと引き算が大事と思うこの頃です。

 

さて 今月は仕事でもそんな体感が。
相変わらずつまずきもあったりと
生煮えな等身大の話となりますが。

お時間ゆるすなら、どうぞお付き合いくださいませ🍀

 

情報が増える

今年、会社でAIの活用を本格的に進めています。

正直に言うと、これはなかなかドラマチックな体験です。

これまで
「見たいけれど、出すのに何日もかかるから」
とあきらめていた俯瞰のデータが、
やり方しだいで、ほんの数分で出てくる。

長年「いつか整理したい」と思っていた情報が、
気づけば整理されてくる。

AIそのものの進歩も目を見張るばかりで、
半年前にできなかったことが、今月はできたりします。

 

……が。

出てきた情報を受け取るのは、
あいかわらず生身の私です(笑)

全力の人体実験(笑)

情報が増えると、最初はうれしい。

でもしばらくすると、
「追われている」ような感覚になってきます。

読むのが追いつかない。
吸収が追いつかない。
いわゆるAI疲れ、というやつかもしれません。

 

そうなると

集中力が落ちます。
やっつけ感が出ます。
そして、ミスが起こりやすくなる。

……本末転倒です。

速く、正しくするために始めたのに、
雑になっている。

 

お恥ずかしい話ですが、すでに
いろいろ実例もあります。

個人的なところだと。
毎朝、自作のブリーフが
自動で届き、活用しています。

あちらこちらでやりとりしたデータから、
色々なことをチェックして
教えてくれるので、助かることも多いのですが。

スタートを気持ちよくと、
大好きな花言葉が届くようにしたのに。

今日の花言葉
萩(ハギ)——「思案」「内気」「柔軟な精神」

ますこあら:
「ハギの花言葉は『思案』やて。
連休明け一日目から、11時にふたつ重なってんで、順子さん。
今日は思案のしどころやなあ。」

「花言葉」に乗っけて
ダブルブッキングを指摘され
ますこあらから皮肉をもらう始末😂
けっこうグサッときました。

スピード感と引き換えに
自分が雑になっていることは、
自分では見えません。

 

ほかにも、
「これくらいならやれる」
と思っていた作業が、滞っていて。

効率が上がったようで
気づけば色々盛り込んでおり。

つまり私は、
きちんと受け取れる量を、
ずいぶん多く見積もっていた
ということに気づきました。

 

この半年、そんな感覚を
行ったり来たりしています。
もう、全力の人体実験です(笑)

 

そしてようやく
少しだけ見えてきたことがあります。

・出せる情報を、受け取れるサイズまで間引くこと
・全部を見ずに、選りすぐって絞って見ること
・効果が出る程度を意識的に設計すること

 

それは、今の「力量」と
真っすぐ向き合うことです。

技術の話だと思っていたのに、
最後に効いてくるのは、そこなんです。

そういえば先月も 経営仲間と
似たようなことを言っていました。

厳密に管理しようと思えば、
いくらでも厳密にできる。
でも自分に似合った、
成長ができているかだと。

 

ええ塩梅(あんばい)

父の言葉が浮かびます。

子どもの頃は その字面を見て
「しおうめって、なんだよ」と思っていました。
今は、傷口に塩が沁みています(笑)

父はまさに、「ええかげん」を体現した人でした。
(悪口じゃありません、たぶん。)

いつも全力でドタバタしている私を横目に、
「食わねば戦はできぬ」と言って、
毎日ルーティンなペースで過ごす人でした。

 

思えば。
不景気のさなか、不渡りが出た日も。

「うまいな、痩せられへんわ。」

と、お茶碗にごはんをしっかり1杯。
いつもと同じ朝ごはんを食べていた光景が、忘れられません。

 

当時は、父の図太さには
長らく「信じられない!」と
思うばかりだったかなぁ。

のたうち回っても仕方のないことは、
現実には、けっこうあります。

今は、その意味がわかる。

でも……わかったとて。

私には、特に仕事では
今もできないかもしれない。

そんな風にも思うのです。

 

 

張りつめた空気を裏切る人

父のスタンスを理解できた気がしたのは、
孫への接し方を見たときでした。

子どもが5歳くらいだったでしょうか。
家具で足を打って、泣きながら訴えてきました。

「イスで足をうった、いたい、わーん」

もう何度目か。いつも気をつけてって言ってるのに。
「ほら、危ないよって言ってるでしょ」と
諭そうとした、そのとき。

父が孫にかけよります。

「なに!どうした!なんで泣いてるんや!?」
「あのイスで、足をうったの……」
「それはあかん!どれ見せてみ!
赤くなってるやんか!じいじに教えてくれ」

孫に手をひかれて、打撲現場へ向かう父。

「そうか、ここやな!コラ!
うちの子をいぢめたらあかん!」

と、机をパンパン叩く(笑)

子どもは泣き止んで、思わず笑います。

 

それからしばらく、我が家では
足を打っても頭を打っても、
家具をパンパン叩いて笑う風習が続きました(笑)

大げさに家具に怒る。

役者な父の滑稽さには
泣いている子どもも、
正論を言いたくなっている私も、
ふと気がゆるみます。

「ええかげん」は、
張りつめた空気を裏切る達人
だったのかもと思います。

張りつめた必死のなかにいる当事者は、
視野が狭くなります。

必死に突っ走りたいことがあるのは、もちろん悪くない。
私はきっと、これからもそうします。

ただ、父がいなくなって思うのです。

張りつめて萎縮が起きないように、
あの役者が、もうひとりいてくれたらな、と。

 

 

そこに居た

そんななか会社では、
業務をアシストしてくれる、AIコンシェルジュを
実験的に作っています。

営業、技術、管理。
それぞれの立場で仕事を手伝い、分析や進捗を見てくれる子たち。
そして、その内容を監査する子。

なんだか、すごい時代だなぁと。

 

コンシェルジュの仕事の設計をしていると
カラフルな個性を持つますこあらとしても
キャラクター設計がみえてきて
けっこう愉しんでいます(笑)

 

専門観点の設計から、色々抽出してくれるよう
その可能性はどんどん広がっていく一方

それぞれのコンシェルジュの目線から
別の立場から対立する結論や矛盾なども
感じるようになってきて

情報の統合や折り合いの兆しをつくるため
「ええあんばい」を見ている子を足そう
と思ったのです。

もうすでに企画のうえでは、
コンシェルジュますこあらも
10体になっていました。

……とはいえ、実際にうまく
動いてくれるのは、まだ3体くらい(笑)

そして、気づきました。

もう、居ました。

いちばん最初の子。
2021年に、私がらくがきで描いた、
いつものますこあらピンクです。

いつもみんなをゆるめてくれて、
「ええあんばい」を、心から願っている。

ますこあらのことを、
私は「相棒」と紹介していますが
私のあこがれを描いたのかもしれません(笑)

 

できなさそうなところに
また違う誰かが  活躍している。

今年は、人だけでなく
多様にいろいろ
動きはじめています。

 

まだまだ実験の途中ですが。
間引き方も、絞り方も、伸ばし具合も、
来月にはまた変わっていると思います。

でも、どこまで速くなっても、
最後に「どれくらいが」丁度なのかは
私たちで決めていく。

それはきっと、父の時代も、
今も、変わっていません。

 

父やマスコールにかかわってくれた歴史
これまでの積み重ねの暗黙知を取り出しつつ

これからはますこあらとも一緒に
新たな成長に挑戦します♪

 

庭も会社も、隙間が生まれたからこそ
芽生えのほうへ、目が向くのかも。

何かと密になりがちな日々をお過ごしのみなさんも
思いきって 隙間と余白を持っているみなさんも
どうか よい季節をお過ごしくださいね。

今日もあなたらしくまいりましょう✨


父の三回忌を終え、アトツギ振り返る

こんにちは、境 順子です。

先日、父の三回忌の法要を終えまして。

三回忌では、父をふと思い出し偲ぶものと

思っていたのですが、違うのですね。

 

何かにつけて父が登場するなかで

いなくなった影響を実感する2年でした。

 

また、周囲ではご令嬢に事業承継する

という話を聞くようになったのですが

お父さんと娘さんの交わらない心配話には、

やっぱり父との記憶が登場します。

 

そんなところで、今回は父との思い出を徒然に。

(美しい話ばかりではないかもですけど笑)

よろしければお付き合いください。

 

 

 

よく聞かれるのですが

父や家族と働く難しさは何か?

ということ。

 

 

難しさはそれぞれかもですが

関係の近さからの思い込みなど

起こりやすいかもしれません。

 

私も娘としての父の印象と

見え方はけっこう変わりました。

 

私の目から見えていた父は、

子どもの頃より封建的な時代影響もあり

言動も古風な父という印象でした。

 

一緒に働いて知った父は、

創業者らしいというか、道を拓く強引さや

自由人な感じがして ずいぶん戸惑いました。

 

父をよく知っているつもりでいると

抵抗感を感じたり思い込みですれ違ったり

難しく感じたこともあります。

 

役割からなるそれっぽい言動と

父の本来の個性は時々矛盾があるみたい。

 

そう気づいた頃からは、

一緒に仕事をしなければ理解できかった部分を

見つけては母とあれこれ言って父を知っていき

今となっては特別な時間だったと思います。

 

 

 

 

これもよく話題になります。

どんなことで対立するか?

 

 

いわゆる、事業承継の親子の信念対立は

そんなに多くなかったと思ってます。

対立する余裕もなかった、が近いかも。

 

2007年4月

私の事業承継は、予想外の成り行きで

急な社長就任と進むこととなり

2カ月後  父もまた業界組合の理事長に就任。

 

役割は自ずと私は会社運営、父は業界など対外関係

を深めていき、お互いが新しい環境で挑戦することに

とにかく必死だったという感じです。

 

物理的に父と話せる時間もあまりなく

女性という正解もよくわからないなかで

私は結果的に現場で体当たりして

色々経験してきたことが多かったです。

 

その良さも課題も、今私なりに

たくさん感じていることがあります。

 

 

 

対立した際の解決はどうするか?

 

 

もちろん、時には父と対立しました。

思い出すのは、私にとっては寝耳に水で、

父が急に隣接地の不動産を買い、

計画や運営を揺るがすことがありました。

(※この時期は二人代表でした)

 

父「隣の土地は借金してでも買えというもんや」(届け親心!!)

私「その意思決定は後を継ぐ主体とともにするもんやんね」(暴走や~!!)

という風に。

 

ここだけの話ですが

(公式ブログですけど)

 

この事象を

私は「老婆心オーナーシップ」と名づけており

過去の手帳に、発動記録を数回記しています。

この発動時は必ず「良かれと思って」という呪文が

唱えられる特徴がありました(笑)

 

私は「良いかどうかは先に確認」という

お札(付箋)を社長室にたくさん貼って

会えなくても全力で戦っておりました。

 

そこには、勝利も解決もありませんでしたが。

 

終息は、不本意な状況を経営のなかで、

影響がなかったくらいまで未来に諦めず頑張るしかなく。

そうなる頃にはもっと気になることが起こっていて

そんなことはどうでも良くなっているのかも。

 

夢のない実感ですみません(笑)

 

 

 

ちなみに。

今のその場所ですが。

 

 

多様なガスの魅力を知り

マスコールのコミュニティで

未来が生まれていくことを願う

マスコラボとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

ひとりの「よかれ」から(まさかの)

共感を主体としたオープンラボへ。

 

 

戒めのようですが(笑)

今後もチャレンジしてまいりますので

ぜひ応援よろしくお願いします。

 

 

親子関係も 事業承継も 十人十色です。

今笑えないこともあっても、未来では意味を変えることも。

美しい物語だけではすまないそれぞれのハードシングスに

向き合っているアトツギには  私も共感と尊敬があります。

 

そして、ハードシングスを乗り越えた先に

濃い目のチャーミングを備えていく進化系アトツギたち。

魅力を蓄えて後を継いでいく側へと向かっています。

 

 

 

父が亡くなって2年。

父が参画してきた会合なども出させていただき、

マスコールを知っていてくださること、

業界につなぎとめていただけている今を

有難く沁みています。

 

私自身、「父のつくった会社」の意味や

父がいなくなったマスコールと何度も向き合う事

会社が創業者を失うとはどんなことか。

また、家業としてアトツギである父とは。

そんな目に見えない事実をあらためて理解

体得していったような時間でした。

 

その中で、私なりに大小決断したことがあります。

真剣にきちんと考えたので、父もきっと面白がってくれるかと。

その先には、私なりのチャーミングが待っていれば

良いなぁと思います。

 

これまで、そしてこれからもつながってくださる皆さんに

少しづつでもそのチャレンジが届くよう

いつか想いをカタチにしてやり遂げるよう

これからも日々頑張ってまいります。

 

今回も長文になってしまいました(汗)

皆さまもどうぞ良い1日をお過ごしください✨


創業65年目を迎えて

こんにちは、境 順子です。

本日、2022年9月9日 弊社は創業65年目の新しいスタートを迎えることができました。

これまで弊社へご縁をいただきましたすべてのみなさまに 深く感謝している今です。

そうですね、今年は格別にグッときています。

 

弊社の創業者であり、半世紀にわたり弊社経営を支えてきた会長である父が6月末に逝去いたしました。

 

故人の遺志もあり、お通夜と告別式は近親者のみでさせていただきました。

コロナ禍で、こういった形式もすっかり当たり前になりました。

だけど満中陰を越えてなお、急な旅立ちに想いを残した方の有難い様々なお声は

遺族や社員の想いにもとても重なりました。

そして、本社の1フロアにて「お偲びの場」として、6日間会長のメモリアルを展示を決めました。

 

ご時勢柄もあり、開催までは正直色んな気持ちになっていましたが。

会場は6日間途切れることなく、またさまざまな形で多くの方にお偲び賜りました。

その時間は、会社や父の歴史をなぞっているような、当時の映像が浮かぶような、私にとってとても有難いものとなりました。

また、会長を通じての初めての出逢いの時間も多くありました。

 

催事場のように1週間開催する異例の「お偲び」のカタチ

今までにないところで葬祭の方をはじめ色々とご無理を言いましたが

いい会にしましょう、とたくさんの協力がありました。

花いっぱいに包まれたゴルフ場のようなグリーンの場は

皆さんの笑顔と父の記憶を引き出してくれました。

みなさんが、柔軟に思い思いに偲んでくださった様子が嬉しかった。

そんな感動も相まって、特別な想いで本日は65年目のスタートをしています。

 

あらためまして、生前、ご縁をいただきましたすべてのみなさまに御礼申し上げます。

そして、これからも会長の想いも一緒に皆で頑張ってまいります。

引続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

今日もみなさまにとって 良い1日でありますように。

 

 

(どこまでもゴルフ好きを晒される)父とツーショット