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「ガスのこわさ」を体感する——配送スタッフ向け保安講習会を開催しました

4月、技術部の主導で枚方事業所の配送スタッフ全員が参加する保安講習会を実施しました。高圧ガスの危険性を「知識」として持つだけでなく、映像・実験を通じて「体感」してもらうことをねらいとした取り組みです。

開催のきっかけ

今回の講習を企画した副工場長は、「配送スタッフにとってガスの知識が十分ではないと感じていた」と話します。実際に容器の転倒といったヒヤリハット事例も発生しており、日常の配送業務で扱う高圧ガスへの理解を深める必要性を感じていました。

単なるルール周知にとどまらず、事故のメカニズムを深く理解することで、高圧ガスの取り扱いミスがユーザー、充填作業者、配送員自身の死亡事故につながることもあることを自覚してほしい、という強い思いが、今回の講習の出発点になっています。

講習の内容

座学では動画を活用しながら、法令で定められた基準や事故事例を学びました。その後、屋外へ移動して高圧ガスの特性についての実験を見学しました。
視覚的・感覚的に危険性を理解できる構成となっています。

1 高圧ガス保安法の周知
高圧ガス容器を運搬するにあたり防災資機材と携帯書類について再確認を行いました。

2 高圧ガスの危険性
7m³のボンベには14.7MPaの圧力(1㎠あたり150kgの荷重がかかっているのと同等)がかかっており、バルブ損傷時にはボンベが吹き飛ぶ危険があります。転倒防止チェーンの徹底、プロテクター装着、横置き・引きずり厳禁などの正しい運び方を再確認しました。

3 酸素(支燃性ガス)の燃焼映像と実験
無色・無臭の酸素は、濃度40%以上で異常燃焼する領域となり爆発的に燃焼します。
100%液化酸素の燃焼実験動画では、その激しさを目の当たりにし、参加者に強い印象を与えました。

4 窒素(不活性ガス)と酸欠リスク
窒素は無色無臭ですが、濃度が上がると酸素濃度が低下します。酸素ゼロの環境では一呼吸で意識を失う危険があり、液化窒素ガスが気化すると650倍に膨張することで起こる液封(エキフウ)・配管破裂のリスクも学びました。

技術部より

ガスのこわさを改めて理解してほしい、というのが一番の思いです。知識として知っているだけでなく、映像や実験で体感することで、日常の行動が変わると信じています。配送員にはプロとしての誇りを持って、お客様の前でも安心していただける対応をしてほしいと思っています。今後は毎月最終金曜日に社内講習を継続していく予定です。

技術部では、出張による講習会も承ります。ご興味がある方はぜひお問合せください。

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