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【知っておきたいガスの安全】 使い終わった容器、バルブは閉まっていますか?

~容器(ボンベ)は「中から」錆びる~

皆様、こんにちは。マスコールです。
秋の長雨や台風など、雨の多い季節です。屋外に置いた容器が雨に濡れる機会も増えているのではないでしょうか。
今回は、技術部で行われている月次研鑽会より、容器(ボンベ)を使い終わったあとの「ちょっとした扱い方」が、容器の寿命と安全を大きく左右するというお話をご紹介します。

■ 新品のまま放置された容器、中はどうなっていたか

ある現場で、新品のまま17年間放置されていた窒素容器が見つかりました。外側は錆びていましたが、中を確認すると、内面はまったく錆びていなかったのです。
錆が発生するには「酸素」と「水分」の両方が必要です。窒素やアルゴンのように酸素も水分も含まないガスが入ったままバルブが閉じていれば、容器の中が錆びることはありません。

■ 中が錆びる一番の原因は「バルブの開けっぱなし」

では、どんなときに容器の中が錆びてしまうのでしょうか。
最も多いのは、工事現場などで使い終わった容器のバルブを開けたまま放置するケースです。

バルブが開いていると、容器の中に湿った空気が入り込みます。雨の日にはキャップのない口金から雨水が入ることもあります。こうして中に入った水分と酸素が、容器の内側から少しずつ錆の発生を進行させていきます。
特に立てて保管している容器の底では、中央が盛り上がった形をしているため、その周囲に水がたまりやすく、底から錆が進むことが多くなります。
「アルゴンなのに中が赤く錆びている」という容器が戻ってくることがありますが、その多くは一度空気や水分を吸ってしまった原因によるものです。

■ 雨水が入ると、こんな事故も

液化ガスを入れる容器でも、雨水は大敵です。
台風の日に、液体窒素の小容器を運んだところ、中に入った雨水が凍って一枚の氷となり、ガスの出口をふさいでしまいました。逃げ場を失った圧力によって容器が破裂し、液体窒素が一気に噴き出して、周囲が白煙に包まれる騒ぎになった事例があります。

■ 今日からできる3つのこと

①使い終わったら、必ずバルブを閉める

中身が残り少なくても、空になっても、バルブは閉めた状態でご返却ください。

②雨のかかる場所に置かない

屋外に保管する場合は、屋根のある場所や雨よけのある場所をお選びください。

③不要容器、使用済容器は販売店に返却する 

ガスを使い終わった容器や、使用する予定がなくなった容器は、お求めになった販売店へのご返却をお願いします。残圧が残ったままの容器は、保管環境によって破裂などの思わぬ事故につながることがあります。弊社の容器につきましても、お手元に気になるものがありましたらお気軽にご連絡ください。

容器の中をきれいに保つことは、次にお届けするガスの品質を守ることにもつながります。弊社でも、耐圧検査後の容器は品質向上のため洗浄と十分な乾燥を行ったうえでガスを充填しています。

これからも、皆様に役立つ情報や安全への取り組みを発信してまいります。
今後とも、株式会社マスコールをよろしくお願いいたします。

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